まさかの号泣/ワイルド・スピード SKY MISSION
▼過去作は観たほうがいいか?
「過去シリーズは観ていたほうがいい?」と聞かれますが、「どっちでもいい」です。ただこの映画は代金の1500円分くらいはラスト数分にあります。そこを堪能したいなら過去作を必ず観るべし。実際レンタルビデオ屋さんに行くと、公開3週間経過した今も過去作は借りられています。※かなりの人に過去作観た?と聞きましたが、なぜか「ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT」は見ている人が少なかった。
以下ストーリー
巨大な犯罪組織を率いていたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)一味を撃破し、彼から恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻したドミニク(ヴィン・ディーゼル)。ロサンゼルスへと戻った彼は、相棒のブライアン(ポール・ウォーカー)や妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)らと平穏な毎日を過ごしていた。しかし、オーウェンの兄である特殊部隊出身の暗殺者デッカード(ジェイソン・ステイサム)が復讐(ふくしゅう)を開始し……。(シネマトゥデイ)
▼単なるアクション映画ではない本作
正直言ってワイスピはアクション映画だし、それ以上でもそれ以下でもないと思っていたけど、今作を観てその印象がガラリと変わってりました。
このシリーズの根底に流れるものは家族とか仲間を大切にしよう、というもので、
その前提で観ると彼らがただ車をぶつけたり、銃をぶっ放したり、人を殴っているわけではないんだなあと(犯罪に違いはないけど)。
スカイミッション、というくらいだから空でなんかするんだろうな、
というのは想像に難くないとは思いますが、スクリーンで繰り広げられる
アクションは想像の遥か右斜め上からやってきます。
笑っちゃうくらいに発想がすごい。実際お客さんの大半が笑って観てました。
ラストの演出は反則。いい歳したおっさんが号泣、すすり泣きするレベル。
わかりやすすぎるメッセージ、
わかっていてもその涙を我慢できない。
涙腺崩壊&決壊。観終わった後は爽快な気分。
ラストに掛かっている曲「See You Again」が堪らなく良い。
i tunes storeで即買しました。
昨年、ポール・ウォーカー氏の事故死を知ったときの衝撃は半端なく。
フジファブリックの志村氏が亡くなったのと同じくらいの衝撃を受けました。
フィリップ・シーモア・ホフマンといい、ポール・ウォーカーといい、
好きな俳優がいなくなってしまって本当に悲しい。
亡くなったあとも「フルスロットル」や「ハリケーンアワー」などを観る機会があり、実は生きていて、今も次回作の撮影中なんじゃないか、と思っていたりもした。
でも結局ポール・ウォーカーはこの世にいなくて、これが最後の作品。
ほぼ撮影は完了しており、残りのシーンは実弟の体にポール・ウォーカーの顔をあてたらしい。現代のCG技術の進化に感謝です。。。