忘れやすい日々のための映画ブログ

忘れっぽいので、過ごした日々・趣味の時間を大切にしていきます。

Taking Chance

amazon primeにあったHBO2009年製作の77分間の映画作品。

以下映画.comの作品解説。

ミスティック・リバー」のケビン・ベーコンが、戦死したアメリカ兵の遺体を故郷へ届ける海兵隊員を演じ、ゴールデングローブ賞テレビ映画部門の主演男優賞を受賞したヒューマンドラマ。イラクの戦場から帰国し、内勤の任務に就いている海兵隊員マイケル。ある日、イラクでの戦死者リストの中にチャンスという同郷の若者の名前を見つけたマイケルは、彼の遺体をワイオミング州の家族のもとへ移送する任務に志願する。遺体は専門家たちによって丁寧に清められ、遺品とともに棺に納められる。マイケルはチャンスに対して心からの敬意を払いながら、飛行機や車を乗り継いでワイオミングを目指す。

 

予告編は以下より。2009年の作品のため、公式を見つけられず。

www.youtube.com

 

 

ちょっと暗い映画なのかなと思いつつも、Amazonレビューが好評価だったので、観てみることに。

 

結論として、観ているあいだに心が洗われて4回くらい涙が自然と流れてきました。

チャンス一等兵が家族の待つワイオミングに還るまで、ストロボル中佐(ケビン・ベーコン)が遺体に付き添う話。ドンパチは一切ありません。

 

ラストの方で家族に会い、チャンス一等兵の私物を渡すシーンでの会話にこの映画が集約されています。

「まず最初に知って頂きたいのは、道中、彼は常に威厳と敬意を持って運ばれてきたことです。大勢の人が彼の死を悼んでいます。ヴァージニアに始まり、デラウェアペンシルベニアミネソタ、モンタナ、ワイオミング。

皆があなた方を思い、祈りを捧げています。チャンスは多くの人々の心を打ちました。

First I want you all that all the long way,Chance was treated with dignity ,respect and honor.

All cross America, from Virginia, Delaware, Minnesota, Montana, Wyoming,

people are thinking of you and praying for you.

You should know that Chance has touched many people.」

 

劇中では、ストロボル中佐の役割に対して「護衛(escort)」という言葉が使われます。決して「輸送の付き添い」ではなく。家に還るまでの「護衛(escort)」。

この映画の中に登場するアメリカ国民はチャンス一等兵の死を様々な方法で悼みます。

 

この映画、最後のエンドロールで実話だと知らされたのですが、チャンス一等兵の幼少の写真が出て来て、ここでも涙腺崩壊です。

すべての役者さんの演技がごく自然で、自分がまるでそこにいるかのように、感じられます。

生きていることに感謝を。と思わずにはいられなくなりました。