ボーダーライン/メキシコ麻薬戦争@国境
2ヶ月ぶりにちゃんと映画を観た。
ずっと観たかった「スポットライト」「エンドオブキングダム」「ボーダーライン」の3本立て。どれもすごく良かった。最初の2本はある種の爽快感もあった。「エンドオブキングダム」なんて、前作を余裕で超えてきた。製作裏話でもジェラルドバトラーが「前作超えるの作らなきゃいけなくて大変だった」と言っていたけど、ちゃんと超えてたよ!と拍手を送りました。
でも「ボーダーライン」には久々に圧倒的な虚脱感を感じた。
本作はストーリーもさることながら、そのカメラワークと音楽でずっと緊張感を保ち続ける。家でDVDで観ているのに、映画館並みに身体に力が入る映画ってのはなかなかない。そんな名作です。
サスペンス要素の強いグロありアクション映画といったところでしょうか。
観ている側は日常的に殺人が行われている空間に放り込まれます。
うまい具合に何が起きているのかわからない。けれど目の前で確実に人が死んで、物事が進んで行く。そう言ったもどかしさとハラハラを感じます。
最後のシーンは何とも言えない気持ちになります。
日本てほんとうにほんとうに平和だとつくづく思いました。