忘れやすい日々のための映画ブログ

忘れっぽいので、過ごした日々・趣味の時間を大切にしていきます。

味方がいるということ/アントマン

マーベルがまた新作をやる、というのを予告編で知り、鑑賞。
アベンジャーズシリーズが肌に合わないので、不安半分だったが、観てよかった。

ジャンルとしてはハッピーアクションコメディ。
ストーリーを一言で言えば、正直者でバカをみていた男が報われる話。
もちろん映画だからではあるが、現実世界でも自分に正直に、周りを想って生きていれば、報われることもあるだろうと思わせてくれた(逆はあまりないと思う)。

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▼ストーリー
やる気も能力もあるのに、なぜか空回りばかりのスコットは、仕事も家庭も失い絶体絶命…。彼にオファーされた最後にして唯一の“仕事”は、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、想像を絶する特殊能力を持つ“アントマン”となることだった。最愛の娘のために猛特訓を開始した彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか? そして、アントマンに託された決死のミッションとは…?(公式ページより)

以下軽いネタバレしつつ感想。

この主人公「96時間」のリーアム・ニーソンを彷彿とさせる。
スキルは高いが、うまく生かせる場所がない。
嫁と幼い娘には再婚相手がいて、自分の居場所はない(再婚相手は嫌なやつ)。
そんな八方ふさがりな状態から「アントマン」となることで、再起する。

個人的に刺さったのは、2つ。

1つは嫁の再婚相手(警察官)とのやり取り。
最初はお互いに「定職につかないダメ元親父」、「嫌味な警察官」と
嫌い合い、いがみ合うが、ラストには(わりとあっさり)邂逅する。
この「最初は敵同士」→「あとで味方同士」はよくあるが、私は本当にこれに弱い。
ラストお互い協力して、敵を倒したあとの家のキッチンで、
「娘のために有難う」と主人公が感謝すると、「今回は君のためだ」と最後はみんな仲良く終わる。

もう1つはいがみ合っている最中も、ピンチにさらされているときも、娘が主人公の味方であり続けた、ということ。
どんなに辛く大変なときでも誰か一人でも味方がいるって、精神的にすごく救われる、ということをあらためて感じさせられた作品。これはハンク・ピム親子もまた同じこと(時間はかかったけど)。

ちなみにエンドロール途中に映像が流れるので席を立たないように。