忘れやすい日々のための映画ブログ

忘れっぽいので、過ごした日々・趣味の時間を大切にしていきます。

説教臭い/寄生獣(ちょいネタバレ)

前編・完結編を両方観たので感想を。

 

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ストーリー前編

海辺に漂着した小さな寄生生物、パラサイト。彼らは人間に寄生しては宿主に擬態し、ほかの人間を食料としてむさぼっていく。

そのうちの1匹が至って普通の高校生・泉新一(染谷将太)に寄生するが、脳を乗っ取ることができずに右手に宿る。

自身の肉体にパラサイトが寄生して驚がくする新一だったが、彼をミギーと呼んで共生するうちに奇妙な絆を育むように。

やがて、彼の通う高校に教師・田宮良子(深津絵里)に寄生したパラサイトやって来る。それを発端にほかのパラサイトが次々と出現し、新一とミギーに襲い掛かる。

 

ストーリー完結編

新一(染谷将太)の暮らす東福山市で、市長・広川(北村一輝)が率いるパラサイトたちの強大なネットワークが形成されていく。

彼らの動向を注視していた人類側は、パラサイトの全滅を図るべく特殊部隊を編成して広川と配下たちの根城となっている東福山市庁舎の急襲を画策していた。

静かに対決の時が迫る中、パラサイトの田宮良子(深津絵里)は人間の子供を生んだのを機に人類と共存する道を探る。

新一とミギーがその鍵になると考えるが、彼は母親を殺したパラサイトへの憎しみと怒りに支配されていた。

 

▼好きな前編、苦手な完結編

前編は全体を通して結構緊迫感があって、最近の邦画は勢いあるな、と思って観ていました。ミギーの阿部サダヲの声もマッチしているし、染谷将太の演技もうまい。パラサイトのグロCGもかなり良い

 

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そんなわけで完結編も期待して観たのですが、観ていて辛かった

何が辛かったかというとその説教臭さ。

「人間が生態系を破壊する諸悪の根源」というメッセージが死ぬほど多い(と感じられた)。あまりに多すぎて我に返ってしまうというか、映画にのめり込めなくなってしまった。

漫画を読んだのが学生時代なので、詳細は覚えていないけれど、

こんなに「人間がアカン」というメッセージって多かったっけなあ、と。

あるいは漫画だから気にならなかったけど、映画みたいに直接言葉にするのはよくないのかなあと。

 

映画全体良かっただっただけに、もうちょい伝え方をなんとかできなかったのかと。本当に勿体無い。あまりに直接的すぎる伝え方は逆に相手に刺さらずに、興ざめしてしまう、というのを実感しました。